ブログ・オカリナのお稽古

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オカリナに限らず、歌うことや様々な楽器のパフォーマンスに呼吸法は欠かせません。


今日はその呼吸のお話しです。


息が長く続かない、息が安定しない、息が十分に吸えないといった声を多く耳にします。 その原因の多くは呼吸方法にあります。 歌の発声や、吹奏楽器の演奏には腹式呼吸という呼吸法を用います。




あああおう



呼吸法には胸式呼吸と腹式呼吸があります。まずはその違いを知りましょう。



胸式呼吸
ダッシュした後などに息が荒くなっている時の呼吸、それが胸式呼吸です。
​胸式呼吸は一気にたくさんの酸素を吸い込むので、浅い呼吸になります。
楽器を吹こうとすると、音を長く伸ばせません。
伸ばそうと無理をすると肺に負担をかけてしまい痛めてしまうこともあります。
胸や首に力が入って、リラックスした状態を保ちにくくなります。
結果、息が続かなくなります。



腹式呼吸

横隔膜を上下させる呼吸法です。
横隔膜を下げることで肺が広がり、深くて安定した呼吸になります。
​けれど人は意識的に横隔膜をコントロールすることができません。
あくまでもイメージとして横隔膜を下げるという感覚です。




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呼吸法
仰向けに寝ている時の呼吸は、ほとんどの方が腹式呼吸をしています。
このときお腹に手をあててみると、お腹が上下に動いているのがわかると思います。
腹式呼吸の基本は、鼻から吸って、口から吐きます。

鼻から吸うときにお腹を膨らませて、口で吐くときにお腹をへこませます。
トレーニングに慣れるまでは、両手を両わき腹にあてて、お腹を強く絞る感じにします。
そして息を吸い、両手が息によって押し返されるかどうかを確認しましょう。
しっかり押し返されれば、横隔膜が下がって腹式呼吸ができています。

あああおう



腹式呼吸のトレーニング
〇4拍子でメトロノームを鳴らします テンポはゆったり♩=60位がよいでしょう。
〇両手を両わき腹にあてておきます(腹式呼吸が出来ているか確認するため)
〇口から息を全て吐ききってスタートです
〇2拍かけて鼻から息を吸います
〇この時、手をしっかり押し返しているかを確認してください
〇次に8拍に渡ってお腹をへこませながら、ゆっくり口から息を吐きります
この繰り返しを1日5回くらいから始め、慣れたら10~20回を目安にトレーニングしましょう。
あくまでもその日の体調に合わせて、無理なく楽しみながら行うようにしてください。


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