ブログ・オカリナのお稽古

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『オカリナの小部屋』
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オカリナ楽譜、音楽配信など

今回は久しぶりにテクニカル・アドバイス、

『オカリナのお稽古』編です。



内容は、

いつもの演奏に、ちょっとオリジナリティーを♬

メロディー・フェイクにチャレンジ!

です。





予定では4回の連載のつもりではじめております。

では、早速はじめましょう。

第1回目の内容は、


【1】 序章



オカリナを演奏していてまず目指したいところは、

『自分のイメージする音で、滑らかに奏でること』

でしょうか?。



しかし…これがなかなか手ごわい課題ですよね(笑)



けれど、「才能ない~」とか言って諦めないでいるうちは、

目標にちょっとづつでも近寄っている…はずです。

ファイト!!






楽器を演奏して、表現していくなかで、

いろいろな技、演奏テクニックを用いますよね。



オカリナで皆さんが用いている演奏テクニックでは、

まずタンギングがあげられます。

またスラーやスタッカートなんかも、その一つですね。




今回からお話するのも、

そんな演奏テクニックの一つ『メロディー・フェイク』です。




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「メロディー・フェイク」とググると

「本来のメロディラインに少し変化をつけて

歌ったり演奏したりすることを指す。

フェイクは基本的なメロディラインは外さず

装飾的に変化をつけるテクニックで、

原曲にないメロディを演奏する「アドリブ」とは異なる。」

という解説が表示されました。




きっちりと額面通りに譜面を演奏するのではなく、

多少、自分なりのニュアンスを付加して…

といった感じでしょうか。




用い方によっては、おしゃれ感がアップするかもしれません。





【ポイント】

メロディー以外の音を加えすぎないことが大切です。

JAZZなどで取り上げる、

メロディーラインのコード進行を発展させて展開する

『ad・lib』とは異なります。

あくまでも本来のメロディーラインに

多少の変化をつける程度に…

ということを念頭に置きましょう。





メロディーラインというのは、楽曲の生命です。

たまに、数分で作曲した…

というインタビューなどに触れることもありますが、

勿論、稀にそういう幸運に恵まれることもあるでしょう(-_-;)




ただ、私のような端くれ者の経験では、

ファースト・インスピレーション的に浮かんだメロディーラインというのは、

たいていどこかで無意識にでも耳にしていた、

既存の曲のワンフレーズであることが多かったです。



やった~(^^♪とぬか喜びを何度味わったことか💦



または、時間の経過とともに色あせてつまらなく感じてしまう…

錯覚だった…

なんて悲しい現実もよく体験しました。




「天使か舞い降りる」という表現が使われます。



締め切りまで、粘りに粘って、

天使の降臨を待ったものでした。(笑)



まあ、私のような端くれの体験はともかく、

メロディーラインというものは、

緻密に構成されているはずなのです。





そのようにして作られた、完成したメロディーラインは、

安易にいじればいじるほど、

平凡なものに変貌してしまうのが常です。



「う~ん、ちっともおしゃれにならない(-_-;)」


それどころか、演奏しているメロディーの質が低下すれば、

必然的に演奏そのものも、輝かせるのは大変です。


それでは元も子もありませんよね。


したがって、

感覚的なメロディー・フェイクをやりすぎるのは避けた方が無難です。



では、どうするのか…?


そのアプローチのいくつかを、次回からご紹介していこうと思います。



具体的には、

リズムフェイクと、装飾音を取り上げます。

本来の意味合いでのメロディーフェイクには、これで十分です。


本日は序章ということで、ここまで。


 

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